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宮島の歴史ある町家を活用した広島工業大学地域環境宮島学習センターを拠点に展開する大学教育の実践報告
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今回は前述の通り、ホウハン料理に、土地の古老に聞く機会や、大鳥居の額の見学などと、盛りだくさんの企画がくわわった。参加者も町並みを考える会メンバーだけでなく、多摩美術大学の学生や、宮島の住民など、いろんな顔ぶれが入れ替わり立ち替わり、にぎやかな会となった。
定例会で話題になったのは、宮島踊り、コミュニティFM、土地の古老に聞く企画などについてである。 土地の古老に聞く企画は、継続していく方向で。土地のことを古老に尋ね対話することで、孤立しがちな高齢者も積極的に外に誘い出せるし、地域の記憶でもあるまちの歴史について学ぶことができる。地味な活動だけれど、高齢者も地域のみんなも元気になる。 コミュニティFMは、廿日市を対象に来年度ごろ始動する計画。町並みを考える会とは別の市民団体が実行しているが、宮島に関するコンテンツを出していくことを意見し合った。大学生がコミュニティFMで情報発信するのも面白いと思う。 そして宮島踊り。廿日市市の無形文化財に指定されたことから話は広がり、今は継承者が少ないこと、そして最年少が町並みを考える会メンバーの蒲田さんであること、などなど、踊りの保存の難しさが見え隠れする。 この芸能を保存するとは、どういうことか?そもそもこの保存についてどう捉えるか?いろんな意見が交錯する。 今回は、芸能についての保存であるが、まちには芸能以外にも、建物、祠、樹木、路地、石垣、橋など、保存するしないを考えさせられる物件は数多くある。 そして、保存にも、例えば文化財としてそのままを忠実に伝えていくケースと、古いモノの良さを活かし楽しみながら活路を見出していくケースがある。 もっとストレートに言うと、博物館のような場所で厳重に保存する場合と、まちなかでみんなの手をかけ、存分に活用しながら使い続ける場合とでは、その保存の意味は違う。もちろんどちらか一方に偏重するのは問題かもしれない。バランスをとりながら、しかし、芸能にしろ、まちにしろ、人びとの手から離れては、保存の意味は薄くなると感じている。一人ひとりの手に届く保存のあり方を実践していくことが、歴史をふまえていくことになるのだと思う。 定例会では、芸能の話は、その正当なカタチを保存することに終始した。しかし自分の意見は、もっと楽しめるカタチを模索することも必要だと思う。芸能にしろ、建物にしろ、まちにしろ、保存の選択肢をふやすことが重要だと感じる機会となった。 平川 * コメント *
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