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宮島の歴史ある町家を活用した広島工業大学地域環境宮島学習センターを拠点に展開する大学教育の実践報告
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昨日、なんでトンボの話をしたかというと、雨上がりに無数のトンボがうわっと飛び交っていたのを目撃したから。
でも、こんな光景も書き留めないとすぐに忘れてしまう。 ささいなことでも、コツコツと書く。 大変だけど、まちに暮らし感じることを伝えるために、必要なことなのだと思う。まちのわるい面もいい面も、この書くことから着々と明らかにしていきたい。 平川 蚊とともに、トンボもたくさん飛んでいる。
さまざまな種類のトンボが生息しているのは、豊かな自然が存在する証拠だと、どこかでそんな話を聞いた。つまり、トンボが飛ぶ当たり前の風景は、実は自然のバロメータにもなる。 宮島にもいろんなトンボがいる。 身近な光景として親しまれている、というより、たぶんそこまで意識していないだろう。でも、トンボが飛び交う身近な光景が消えたら、それは多くの人が寂しさを覚えるのではないだろうか。 原生林という威厳をまとった自然が存在する宮島でも、もっと身近なものにも目を向けたい。 それは、たぶん自然に限ったことでもない。ビッグなイベントも世界遺産の神社もあるけれど、日々の生活や、まちの小さな変化も、実は重要なバロメータであり、ほんとうに住民たちの心を揺さぶるのは、そんな身近なところからだと思う。 平川 雨が続く。
そうなると、蚊が活発に活動を始める。蚊に刺された。蚊帳がほしい。 エコ、スローライフ、ロハス、、、 最近、蚊帳がブームらしい。 話は変わって、先日とある住宅展示場に行ってきた。 そこでは、体験宿泊もできてしまう住宅が用意されている。 実際に一泊して、メーカーのウリをアピールしたいのだろう。 なんか、そんなふたつの出来事を掛け合わせて、町家で蚊帳体験会なんてどうだろう? 蚊帳で一泊。しかも、そこはクーラーもない町家で、中庭の障子を開放して寝る。 それだけなんだけど、とにかく町家などの古民家での豊かな暮らしっぷりをアピールするには、体験が一番かなと、そう思った。 平川 今日も、広島市立大学の学生たちが撮影に来た。
そんななか、印象に残ったワンシーンがある。 「あっ、この前に来たときと、なんだか空気が違う。畳の香ばしい感じだったけど、今日の町家は雨でしめっぽい土の匂いなんだ。」 玄関口をくぐった瞬間、こんなことを学生がふとつぶやいた。 こんなシーンは地味だけど、何気ないことに気をとめることが、新鮮な感動を生み出しているような気がする。 平川 時々、お便りが届く。
小学生や中学生の子どもから。 大学は楽しいか?とか、元気か??とか、そんな感じのことを、手書きのへたな字で。 でも、最近メイド・イン・パソコンの文字ばかり見ている自分にとって、とても新鮮にうつった。 自分が子どものときは、自分のような?町家にひょっこりと暮らし始めるような大学生はいなかった。そんな離れた世代との接触も数少なく今まできたのだけど、今お便りをくれる子どもたちは、どんなことを思っているのだろう? ただ、今言えることは、いろんな世代との交流は、子どもの教育はもちろん、まちづくりにも欠かせない。大学生が、もっとまちに歩み寄った生活を繰り広げる。たとえば、そんな取り組みから、新しい多世代交流のしくみをつくることもできると思った。 平川 廿日市を圏域としたコミュニティFMは、着々と進んでいるらしい。
廿日市でコミュニティFMを考えるとき、宮島の存在は大きいようだ。 今では、インターネットで世界にFMも発信できる。 そんなとき、宮島というキーワードの持つポテンシャルは高い。 簡単に言うと、廿日市で検索する人は少ないが、宮島で検索する人は多いという考え。 それを期待し、広く聞いてもらえるFMとして育てていく考え方もある。 しかし、それも地元での盛り上がりがない限り、効果は薄いだろう。 まずは身近な範囲を、自分たちで充実させていくこととの両立が課題だと思う。 平川 今回も、九州大学の花岡くんが来て、伝建地区調査の報告と説明がなされた。
実際に外に出て、どういったポイントを調査したのか?どんな発見があったのか?馴染みの薄い住民たちにも現場での生レクチュアを交えて、解説してくれた。 今回は、宮島町並みを考える会のメンバーだけではなく、住民や宮島に関心を持つ人など、ぞくぞくと集まった。まち、という対象に興味を持ついろんな人同士つどう場が、根付き始めているのだと、そう感じる会だった。 平川 広島市立大学から学生が4人、宮島のワカモノたちを撮影しに来た。
大学の実習で私を撮影したいと先日、連絡があり、それに応じた。 まち歩きなどを通じて、宮島に住まうことやまちづくりのことなどを伝えよとしたが、今回一番面白かったのは、ならの商店という八百屋でのワンシーン。 ならの商店で、「今日のおススメ商品は?」「今日は、アメリカンチェリー。絶対にはずさないから!」などと、お店の人とやりとりした。そんな暮らしの見える宮島を撮影してほしかったので、ならの商店にも足を運んだのだけど、今回の撮影がどのようにカタチになるのか楽しみである。 平川 今日も犬のナナが2階の窓から顔をのぞかしていた。
ナナの足元、つまり軒にはなぜか菖蒲らしきものが…。 軒菖蒲という風習らしい。 菖蒲とヨモギを束にして、軒にならべる。 端午の節句に行われる風習のようだけど、この5月5日は旧暦では6月ごろ。それが夏至にあたるとの捉え方もあるようで、邪気をはらうためのおまじないとし行われている。 たまたま歩いていただけで、そんな風習があるなんて知らなかった。しかし今日は偶然にも見つけてしまった。まちを歩くと、いろんな偶然に出会えるのだ。 平川 まちには色んな素材があふれている。いろんな構造物があふれている。なのに退屈な風景があるのはなぜだろう。。。
宮島はというと、かなり表情のある風景をはらんでいると思う。それは、気持ちに語りかけてくるような自然の素材感であったり、次々と展開する変化であったり、様々な構造物の力強さであったりする。 それは、厳島神社のようにド迫力の個性はなくても、小さなキャラクターがより集まって、いろんなまちの表情を楽しませてくれるのが、宮島らしいのだと感じる。 平川 砂浜を歩くと、いろんな漂流物を発見できる。
まぎれもなくゴミなのだけど、時にそれをプラス思考で捉えることも必要なのかもしれないと思った。そうというのも、宮島で漂流物を再利用する光景を見つけたからだ。ブイに似顔絵を描いて花壇に飾ったり、ボールばかりを集めて子どもたちに渡したり。。。そんな前向きな取り組みこそが、ゴミを減らすことにもつながるのではと、なぜだか期待にもにた想いをいだかせた。 平川 夏は涼しい昼寝のスポット。小高い丘の上の開放的な建物は、眺望良し!風通し良し!!!の心地よい場所なのだ。その千畳閣に通じる心地よさは、町家の中庭にも存在する。風の抜ける縁側に、小さいけれど開かれた空。視点を変えれば、小さくて古い建物も、ぐっと親近感のわく宝物になる。
平川 |
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